唾液は大切!
虫歯になりやすい人のタイプを5回に分けてお話ししていますが、今回は唾液の少ない人です。
唾液が少ないと虫歯になるリスクが高くなります。その原因はいろいろありますが、今回はどのような人が唾液が少なくなるかお話しします。
1)口呼吸
ふつう呼吸は鼻でします。鼻に何かトラブルがあるか、幼い時からの癖で口呼吸になっている方がいます。口で呼吸すると唾液の量は正常でも、常に口の中が乾燥してしまいます。
2)過度なストレス
交感神経が優位な状態は唾液の量を少なくします。緊張状態が長く続くと口の中がネバネバてきます。このネバネバ唾液は量も少なく、口臭の原因にもなります。
3)咀嚼が少ない
柔らかいものばかり好んで食べていたり、食べ物を液体で流し込んでる方は、噛む回数が減っているため、唾液量が減っている可能性があります。
4)嗜好品
タバコはニコチンの作用で血行が悪くなるため、結果的に唾液量は減少します。また、アルコールやカフェインを含む飲み物も利尿作用があるため唾液量は減少します。
5)加齢によるもの
加齢に伴い筋力が低下しますので、噛む力、噛む回数などが減ると唾液量が減少します。
6)水分摂取不足
1日に水分摂取量が少ない方や、いわゆる脱水状態にある方などは唾液量は減少します。
7)薬の副作用
薬の副作用には様々なものがありますが、口渇もその一つです。自分の服用薬の副作用を調べてみましょう。
8)会話の減少
会話をする機会が減ると、口の周りの筋肉を使わなくなりますので唾液量が減る傾向にあります。
以上が唾液の少なくなる要因でした。あてはまるものありましたか? 次回はなぜ唾液が大切かをお話しします。